Job satisfaction
その時のベストな方法を
自分で考え抜く自由度の高さ
航空機の部品は決まった形がありますが、治具には正解がありません。同じ機能の部品であっても、仕様や制限の中でどうすれば使い勝手が良くなるか、もっと機能を盛り込むにはどうしたらいいか、その時々で深掘りして考える必要があり、その自由度の高さが治具設計の難しさでもあり、やりがいでもあります。治具設計で一番重要視しているのは、何百回作っても必ず同じ部品を作ることができる、精度や信頼性の高さです。航空機は1つのモデルが40〜50年くらいのスパンで製造され続けるので、治具も同様の耐用年数が求められます。また。オートメーション化されている自動車とは違い、航空機はほとんどが人の手で組み立てられています。製造現場の人たちが使いやすい治具を設計するためには、コンセプト立案時に現場の方から要望を聞いたり、新しいやり方を提案したりするコミュニケーションをしっかり行う事が大切なプロセスです。