Job satisfaction
学生時代の知見を活かせる環境
これまでで印象に残っている仕事は、SUBARU BRZに搭載されているFA24エンジンの設計です。私はエンジンのウォーターポンプをはじめとした冷却システムの設計を担当しました。量産化まで、性能が目標に満たなかったり、エンジンが壊れてしまったりとトラブルも多く発生しました。私の担当部品の中で最も苦労したのは、ウォーターポンプ内のキャビテーション(液体中に気泡が生じる現象)の対策検討です。入社後、初めて担当した量産部品設計でしたが、元々、流体力学を専門に学んでいたこともあり、部品や現象の理解に時間はかかりませんでした。社外の方とも、原因究明から対策立案までスムーズにやりとりができ、最終的には性能と信頼性の両方を満足した部品に仕上がりました。FA24エンジンの開発では、学生時代に学んだことを活かし、先行開発から量産まで一貫して携われたので、思い入れのあるクルマになりました。